墓の筆

ムカデという虫は、百の筆を持つ絵描きだ。墓地を、墓場を、登っては渡り歩き、人間は見えない原始の文様を残していく。この「武器用魔除け」は、ムカデが作り出す視認できない作品への賛歌なのだ。これからの作品への感謝の前払いなのだ。