毎日、「料理人」の血管に色を染みつかせる腐敗は、少しだけ奥へと染み込んでいく。この魔除けは、食中毒の予兆を感じ取った時のために手元に置いている。己の飽くことなき死への空腹に対する、ほんのわずかばかりの精神的な支柱なのだ。